高崎市には、歴史的な建築から現代建築まで、多様な建築物が点在しています。この記事では、高崎市内で見逃せない名建築を厳選して紹介します。
それぞれの建築が持つ独特の魅力とともに、その背景にある歴史や設計思想にも触れていきましょう。
群馬音楽センター(アントニン・レーモンド)
群馬音楽センターは、高崎を代表する音楽ホールであり、地元の名士である井上房一郎の依頼により建てられました。建設資金の約3分の1が市民からの寄付でまかなわれ、今も市民に愛される建築です。アコーディオンの蛇腹のように広がる鉄筋コンクリートの折板構造が特徴的で、内外を見事に繋ぐ独創的な建築を生み出しています。
設計：アントニン・レーモンド
所在地：群馬県高崎市高松町28-2
アクセス：高崎駅より徒歩約10分
竣工：1961年
公式HP：http://www.takasaki-foundation.or.jp/center/
群馬シンフォニーホール (アントニン・レーモンド)
群馬シンフォニーホールは、群馬音楽センターの南側に建てられた音楽ホールです。大ホールと地下の小中ホールを合わせて、合計5つのホールがあり、群馬音楽センターの機能を補完しています。白を基調とした素朴な造形が特徴で、シンプルなモダニズムとポストモダンをミックスしたデザインが魅力です。
設計：レーモンド設計事務所
所在地：群馬県高崎市高松町35-2
アクセス：高崎駅より徒歩約10分
竣工：1990年
公式HP：http://www.takasaki-foundation.or.jp/center/symphony.html
高崎市庁舎(久米設計)
高崎市庁舎は、群馬音楽センターの向かいに建つ市庁舎で、群馬県内で2番目の高さを誇る建物です。両端が丸くカーブしており、超高層建築に柔らかい印象を与えます。21階には無料の展望台があり、高崎の街を一望できます。
設計：久米設計
所在地：群馬県高崎市高松町35-1
アクセス：高崎駅より徒歩約10分
竣工：1998年
高崎シティギャラリー(久米設計)
高崎シティギャラリーは、群馬音楽センターと向かい合うギャラリー、市民ホール、図書館、広場を一体とした複合施設です。1990年代前半の豪華で盛大なデザインが特徴で、バブル期の遺産としても魅力的な建築です。
設計：久米設計
所在地：群馬県高崎市高松町35-1
アクセス：高崎駅より徒歩約10分
竣工：1994年
公式HP：http://www.takasaki-foundation.or.jp/gallery/
高崎市役所旧庁舎(村野藤吾)
高崎市役所旧庁舎は、戦後の復興期に建てられた公共建築の代表例です。村野藤吾によって設計され、独特の重厚な外観が特徴です。現在は新庁舎の建設に伴い、利用される頻度は減っていますが、高崎市の歴史の一部として重要な存在です。
設計：村野藤吾
所在地：群馬県高崎市旭町46
アクセス：高崎駅より徒歩約15分
竣工：1959年
公式HP：なし
高崎タワー(未定)
高崎タワーは、高崎市の新たなランドマークとして計画中の展望塔です。現代的なデザインと最新の技術を駆使した建築が予定されており、完成すれば市内はもちろん、周辺地域からも多くの訪問者が期待されます。現段階では具体的な設計者や完成年は未定ですが、市の新しいシンボルとして注目されています。
設計：未定
所在地：群馬県高崎市
アクセス：高崎駅周辺
竣工：未定
公式HP：未定
高崎ダルマ市場(近代建築研究所)
高崎ダルマ市場は、地元の伝統工芸品である高崎ダルマを中心に販売する市場です。近代建築研究所によって設計されたこの建築は、伝統と現代の融合を象徴するデザインが特徴で、地元産業の振興にも寄与しています。
設計：近代建築研究所
所在地：群馬県高崎市大橋町
アクセス：高崎駅より車で約10分
竣工：2010年
公式HP：なし
高崎緑のふれあい公園(風景設計事務所)
高崎緑のふれあい公園は、市民の憩いの場として設計された公園です。風景設計事務所が手掛けたこの公園は、自然との共生をテーマにしており、四季折々の風景を楽しむことができます。散歩道、遊具、イベント広場などが設けられ、家族連れに人気のスポットです。
設計：風景設計事務所
所在地：群馬県高崎市緑町
アクセス：高崎駅よりバスで約20分
竣工：2005年
公式HP：なし
高崎文化芸術センター(群馬県建築設計センター)
高崎文化芸術センターは、高崎市の文化活動の拠点となる施設です。群馬県建築設計センターによって設計されたこのセンターは、劇場、美術館、図書館など複数の機能を有し、市民の文化的なニーズに応えています。
設計：群馬県建築設計センター
所在地：群馬県高崎市八島町
アクセス：高崎駅より徒歩約5分
竣工：2015年
公式HP：http://www.takasaki-bunka.jp
